KOUYOUJU BOOKS
“広葉樹”は字のとおり広く平たい葉をもつ樹のことです。
最初は一粒の種だったのが、その種を蒔き水を与えることで芽を出して成長し、
そしてまるでたくさんの人が手をつなぎ合わせたように葉を広げ、どんどん大きくなっていくのです。
それと同じように、ある事がきっかけで、小さいものも大きく育てることができる、その力を誰もがもっていると私たちは考えています。
様々な技術が発展した現代では、みな当たり前のように携帯端末で操作をし、得たい情報を素早く簡単に探し出すことができるようになりました。 その安易な便利さは、その一方で成長期の子どものこころに影響を与えるような新しい問題もたくさん生み出すようになってしまったのも事実です。
少し前は、子どもたちが悪いことをすれば、それを見ていた大人がよく注意をしてくれたものですが、そんな中で子どもたちはやっていいこと、悪いことを学びとっていったのです。
ところが最近は、子どもに注意をすることでさえも、人の目を気にしなくてはいけない風潮があるようです。
デジタル機器で一人の世界を楽しむ習慣がついた子どもたちは、溢れる情報の中で、一方的な情報を与えられることに慣れ、自分でものを考えるということから遠ざかっているようにも思えます。
自分から考え、本を探して情報を得る、という大事な能力が失われつつあるのではないでしょうか。
電子書籍に押されつつありますが、絵本は今も数多く出版されています。
デジタル機器は、絵本の世界も、デジタル絵本という新しい形でより便利に容易く手に入れることができ物語に触れる機会が増えたのはよいことです。
一方で、子どもが黙って待っていてくれるから、と安易にスマホやタブレットを渡してしまう人も多いのではないでしょうか。
ここを押せば簡単に次を見ることができる機能という形でなく、実際に手で感じる紙の質感や、物語を進めていくタイミングを考えながらページをめくる音、お母さんの優しい声を聞きながら眠りに落ちる安堵感は、いつの時代も決して衰えない絵本の魅力だと思います。
KOUYOUJU BOOKSが目標とするのは、読み聞かせをしてもらった子どもたちがやがて大きくなり、お父さん、お母さんになった時、「ああ、あの物語は面白かった」「楽しかった」だけでなく、「自分の子どもにも読み聞かせをしてあげたい」と思った時に思い出してくれるような『こころに残る絵本』。そして、代々語り継がれるような絵本。
KOUYOUJU BOOKSは、あえて今回、印刷物での出版を決意し、心に残る絵本づくりを目指してやってみよう、ということになりました。
まず第一弾として、『7つのとびら』の印刷出版をすることに致しました。賛同してくださる皆さまの温かいご支援をお待ちしております。
どうぞよろしくお願い致します。
最後までお読みくださいましてありがとうございます。
広 葉 樹 柚月 あかり
絵本版 『7つのとびら』 好評発売中!
KOUYOUJU BOOKS 業務内容
◇ 『KOUYOUJU BOOKS』 出版本・朗読CDの販売
◇ 『KOUYOUJU BOOKS』 デジタルコンテンツ販売